今日のいいこと
久しぶりにページターナー度たっぷりの本を読んだ。
『エヴァーグリーン・ゲーム』がそれ。
ポプラ社の小説新人賞作品。
この賞がまだこの名前ではなかったころから、何年か、選考に携わったことがあるので、新人賞の作品は読みたいと思っていた。
今回は新聞でタイトルを読んでいたので、ピンときた。
生まれたときから盲目の少女が母親がすすめるピアノをやめて、チェスと出会う。
母親は盲目だからこそ、ピアノをやらせたかった。少女の行く末を案じて、ピアノで身をたてられるようにしてやりたかった。けれど、娘はそれは望まず、母と子の間には深い溝ができ、自分の人生を決めつけた母親へ復讐心すら芽生える。
ムネアツ作品は好みなので、少し泣きながら読了。
これを読んだらチェスを知りたくなる。
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